裸婦の目触れろ、白蝮踏め

安酒と薬にどっぷり漬かってラリりながら書いてるオナニー文章です

軽々しく脳病

私ひとり死んだところで、私が唱え続けた主義主張はおそらく誰の脳にも響かないことを知っている。
それでも言い遺しておきたいことって色々あるじゃないですか。ね。


精神疾患」のイメージって、なんでこうも同情めいたものを買わない部分に片寄っているんだろうか。
齢17歳、この歳にして一生理不尽な副作用に耐えながら薬を飲み続けなければならない人生が確定しているという事実だけで、十二分にもう可哀想だと思うんだ。なんでその上にやれ甘えだの気違いだのと言われ社会に強いたげられなければならないんだ。
例えば同じ17歳の少女が心臓病を患い、満足に走り回ることも学校にいくことも、それどころか起き上がることもできなくなってしまった……というととんでもなく可哀想に聞こえるのに。

当事者、それも一部の人にしか分かってもらえないと思うけれど、「どうせ生きづらいことに変わりないならもっともっと分かりやすい欠損や障害を負っていたかったかも」なんてふと思ってしまう瞬間がある。誰に何を言われても、もはや何も分からないほうがいっそ幸せだったのではないか、なんて思ってしまう瞬間が。

別に可哀想と思われたいわけではない。見える病気になりたかったと言いたいわけではない。
なんというか、辛さを分かってくれなくていいのでせめて気づいてほしかったり。
その弱さ的なものを小出しに他人に見せては、迷惑がられない程度にあざとく甘えられる才能を持っている人もたまにいるけど、私にはそんな余裕はない。

精神疾患死に至る病だ。一度かかればまず数ヶ月や数年では根治しないと思った方がいいし、薬の副作用もえげつない。おおよそ人間らしい生活、美しい容姿、そんなものは捨てる羽目になる。
ましてやいつなんどき死んでしまうか分からないのだから、ワンチャン身体疾患より大変なはずだ。
なのに、なんで自業自得だとか気の持ちようみたいな話になるのかが全く理解できない。
だって生きるために必要な脳の働きや物質が正常に働かなくなってしまってるんだから、もうそれはそれは大病だろ。
別のところで、胃でも止まってみ?たちまち食べたものは消化できなくなるし、あるいは心臓なんか止まれば一撃必殺なんだから。
インスリンでも出なくなってみれば、“糖尿病”という病気で命にかかわる。
じゃあなんで脳味噌止まるのはいいんだよ。
なんでドーパミンセロトニンが出なくなる事が自業自得になるんだよ。

こっちは1錠で数百円もする(合法)シャブを毎日ドバドバ入れ続けないとマトモに生活送れませんって医者に言われてるんだよ。バカかよって。陰謀論だって言われても最早信じるわ。

しなやかでたおやかなうら若き少女の体に流れる血は、精神薬でどす黒く濁っているだなんて誰が想像する?
それは体を割ってみなければ分からないし、分からないのなら単なる未来ある少女にほかならない。
その未来とやらが閉ざされていようが、その体全てを薬物で洗い清める日々しか待っていなかろうが、それこそ自殺する運命にあろうが。

もっと世界は精神疾患やそれを取り巻く薬物、アルコールの存在を重大視すべきだなんて思ってみたりしながら眠ります。七錠、千数百円の眠前薬に頼って。おやすみ世界。