裸婦の目触れろ、白蝮踏め

安酒と薬にどっぷり漬かってラリりながら書いてるオナニー文章です

ミスiDカメラテスト

都内某所でのミスiDカメラテスト終了しました!!
ようやくカンペ解禁できます!!!

本当は動画撮影の時伊藤隼太ユニ着て布教しようかと思ったんですけど、わたしが隼太をプレゼンしてしまって万が一伊藤隼太がミスiDとっちゃったら野球業に専念できなくなるのでやめときました。
好きなもの紹介とか抜きの完全な台本です。この通りに読みました。

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平吉要です。大阪から来ました。
発達障害ADHDと言語理解の高IQを併せ持つ、2Eという種類のギフテッドです。
被写体として活動しながら、「裸婦の目触れろ、白蝮踏め」というはてなブログを書いています。

今日は、ミスiDにエントリーした経緯と今の思いについて綴って参りました。
少し長くなりますが、最後まで耳を傾けていただければ幸いです。


私は、精神科の閉鎖病棟に入院していた。

社会から切り離された白い空間。希望も絶望もなく、生きることも死ぬことも許されないベッドの上。そんな毎日に辟易していた頃だった。
その日も同じように、平凡な1日が終わろうとしていた。消灯まであと10分。
睡眠薬の眠気が視界を覆う寝ぼけ眼。ぼんやり眺めるTwitterのタイムラインに、ふとある文字が目に留まった。


ミスiD2020――…
多様性。人の人生を笑うな。


高校留年、発達障害精神疾患、引きこもり。

これは多様性で片付けてよいものなのか。常に疑問に思ってきたことだった。
結局、アイデンティティだ多様性だなんて言葉は、健常に社会へと適合していける人間が勝手に作ったものに違いない。

でなければ、精神病院の鍵付き部屋でひとり泣きながら生きている少女の青春など生まれるはずがないのだ。

個性がなんだ。多様性がなんだ。
認められるはずない。結局は、手の汚れてない普通の人間のひとり勝ちなんだろ。
生まれた瞬間から一秒たりともマトモじゃなかった私なんて、最初はチョキで始まる前から終わってるんだから。
無性に怒りを覚え、軽蔑した。

「消灯でーす」

夜勤の看護師の気だるげな声。バツン、とブレーカーの音が病棟内を駆け抜けて、病室の電気が消えた。

我に返った私の手元の端末には、なぜかエントリー完了のメールが届いていた。

5分足らずで書き上げた、やっつけ仕事のエントリーシート
まさかそれで選考に引っかかるだなんて思いもよらず、書類通過の案内メールが来るまでミスiDのことなどすっかり忘れていた。

だから私は、ミスiDに対する命がけの熱意は持ち合わせていない。
そもそも、私はミスiDがなにかよく分かっていないのだ。
居場所を与えてくれるのだろうか?
人と違ってよいというお墨付きをもらえる慈善事業だろうか?
高校を留年してても、手帳持ちでも、かわいくなくても、それでも「女の子」だというだけで救済してくれる免罪符なのだろうか?
ただマイノリティに属しているというだけのことが、多様性といえるのだろうか?

もしもミスiDが「個性的な女の子」を探すオーディションなら、わたしはきっとここから先に進むことはできないだろう。
誰かに憧れて買った黒ストラトは弾けないまま部屋の隅で棒立ちになっているし、映画はパッケージ裏のあらすじで観た気になってしまうし、かといって手首は怖くて切れないし、世の中にかっこよく物申せるほど口は悪くない。


ただ唯一、私は知っている。
私は、平吉要だということを。
ミスiDになろうがなるまいが、あるいは神になろうが天使になろうが、平吉要は平吉要として死ぬ以外にないという結論に、すでに自分でたどり着いているのだ。

けれど、その先が見えない。

孤独を味わう勇気はなく、ぶくぶくに飼い太らせた承認欲求と自尊心を圧し殺し続けられる強さもなく、アイデンティティと協調性の深い狭間に落ち込んで、誰にも見つからず死んでゆく。
そんな女の子はたぶん私以外にもたくさんいる。

私にはまだわからない。
ミスiDとは、いったい何なのだろうか?
私には、ミスiDが必要なのだろうか?


この先のステージで、ぜひ一緒に悩んでください。
よろしくお願い致します。
平吉要でした。


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もともともっと長かった文章を、土壇場で「3分以内!」と強調されたので3分とはいかないまでもかなり短くしました。多分4分ちょいで読み終えてた(はず)

かなり早々に文章として完成していたんですがそれが7分くらいあったので、それを半分以下に絞るための推敲と書き換え作業に時間がかかり、夜行バスの中でもうまく仕上がらず、結局会場までの電車でも書いて消してました。
よって一度も練習なしで本番、しかも待ち時間の兼ね合いで入って最初に動画撮影.........
超超大事な決め台詞「我に返ると手元にはエントリー完了のメールが~」の場面でぶち噛むというアクシデントもありつつ、なんとか乗り切りました!!!

ミスiDってなんですか~命かけてませんけど~とか口では言いつつ、やっぱり本番の空気に飲まれて足ガックガクで。
カメラに写るとどうか分かんないけど、自分で聞いてる声超震えてるし。
動機は不純(ってかない)けど、いざやるってなるととことんまで突き詰めたくなるのが完璧主義。
というか、今ではこういう不思議な偶然や説明のつかない衝動にも絶対に意味がある、何らかの形で人生にミスiDが必要だったからこうして出会うことができたんだ、と思って少し思い入れも出てきました。

質疑応答も正直聞き取れてない部分あったりして結構ニコニコして誤魔化しつつ、どうにかこうにか「文章の読み書き上手い」「標準語綺麗です」「モデルの写真も生き生きしていいですね」とお褒めの言葉を頂けました!
もちろんプロの方に自分の文章を批評させるのなんて初めてですので、肯定してもらえただけではるばる来た価値はあったかなって。
白ホリのスタジオなんて久しぶりでワクワクだったし、かわいい女の子も沢山見れ(て心折れ)たし、講談社と直接関わるなんてこんな機会でもないと絶対ないからいい経験になりました!

これからカメラテスト受けられる方も頑張ってくださいね!
「応募したこと忘れてた」なんて小ボケかまして生きてる私でさえも終わってなお体硬直してるし、真剣に、まして命懸ける勢いで来てる皆さんの緊張と不安は計り知れないと思います。
少しでも皆さんがよいパフォーマンスで審査を終えられるよう、敵ながらお祈りしております!