裸婦の目触れろ、白蝮踏め

安酒と薬にどっぷり漬かってラリりながら書いてるオナニー文章です

MUTEKI

ちょっと心が病みそうなときは大森靖子MUTEKIを順番に再生して耐える。

1曲目、「流星ヘブン」。
可愛らしいピアノのメロディで始まる。元彼が「りゅうせい」という名前だったので彼と付き合っているときは好んで聞いていた。
一番の伴奏にも負けてしまうような消え入る歌声とサビ入りの叫びが印象的を通り越して屈辱的だった。

「消えてしまう前の私に一瞬でもいい追い付いて」
「死ぬことが人生において唯一の結果なのだから」

夜中の住宅街で叫びながら、しゃがみこみながらめちゃくちゃな音程で歌いたい曲No.1。
この曲に正しい音程なんて設定されていないと思う。心の揺れるままに、動きに沿って震えた空気の擦れる音を、自由に繋げてできた曲。

2曲目「みっくちゅじゅーちゅ
まずMVが最強。黒宮れいの正しい使い方と用法を分かっているのは大森靖子だけ。
「買ったけど着たことないビキニがあるからお風呂入ろ」
「追い焚きでしばらく熱々のままでいよう」
の少女たち全員が共感できる歌詞センス。実際には新しい水着なんて持ってなくても、なぜかドキッと言い当てられた気分になってしまう。

誰か僕とおいしい思い、しませんか

3曲目、愛してる.com
控えめなメロディーラインとかわいく見えて実は触ったら痛い歌詞。
「思い出だけきれいなんて大人のやることよ 腐らないで」
電車で乗り合わせた女子高校生がイヤホンで聞いて指でリズムをとっているのがこの曲だったらかわいい。

4曲目「SHINPIN」
「ああ、馬鹿 馬鹿になれ あの子が好きなら馬鹿になれ 東京来たなら馬鹿になれ 生きているなら馬鹿になれ」
ひとり新宿を歩くときに聞いてやろうと思っていた曲のうちの1曲。
東京の汚れや垢を新品の身体で拭き取っていく気分で。

5曲目「新宿」
ひとり新宿を歩くときに聞いてやろうと思っていた曲のうちの1曲。
元彼と初めて出会ったのが新宿だったのと、そいつがいい大学出身だったのでこの曲はぼくのために作られたんじゃないかと誤解するほどだった。
東京に生まれなかったことを後悔し、感謝した。
「あの町を歩く才能がなかったから あたし、新宿が好き 汚れてもいいの」

6曲目「TOKYO BLACK HOLE」
自殺未遂で命と引き換えに失った歌声で小さく口ずさみながらベッドで丸まって布団を被る。
靖子ちゃんの泣きそうな歌声に引き込まれて、とことんまでに暗い気分にさせてくれる。
「地獄、地獄 見晴らしのいい地獄」

7曲目「焼肉デート」
入院中いちばん聴いたと言っても過言ではない曲。聞いてたらキチガイになれる感じがする(褒めてる)
大好きだったのにどうにもなれなかった推し看とぼくの関係性を重ね合わせて
「嫌いな食べ物教えといたじゃん 全然覚えてくれてないなんて いつか死ぬとき一緒じゃなくていいって証拠じゃん」の歌詞で何度も大泣きした。
でもメロディーが軽快なので泣き笑いで大声で歌いたい。それだけ。

8曲目「生kill the time 14 you、、♥️」
あんま聴いてないからわからん

9曲目「子供じゃないもん17」
17歳でこの曲に出会っていて本当によかった。推し看が夜勤で学校に見送ってくれる日なんて、推し看と何回も重ねて病院から学校に向かうまでの道中でスキップしながら声に出さず口ずさみながら聴いていた。
「困ってる顔が大好き、大好き、大好き大好き大好き……傷ついてよ」
ぼくも同じ気持ちだった。本当の気持ち知って困ってほしかった。
それだけで、満足だったんだ。

曲流しながら終わるまでにリアタイで書いてるので疲れちゃいました。絶対彼女以降はいつかまた書きます。病んでるときに聞くのはやっぱ大森靖子に限りますね。夜誰もいないド田舎の住宅街で独りでMVごっこしながら帰るのが趣味です。