裸婦の目触れろ、白蝮踏め

安酒と薬にどっぷり漬かってラリりながら書いてるオナニー文章です

知能指数が一致していると百合にならない

「どうかな?」

試着室のカーテンをそっと開け、悠が出てきた。使い古された中学校時代の緑ジャージから一変、真新しい赤のワンピースを身にまとって。

「おおー、いいと思う!いい、いい!すごいよく似合ってるよー!」

「えー……こんなの自分には似合ってないよぅ……着たこともないし、やっぱりこっちの黒のブラウスで……」

「だーめ!自分を変えたいって言って私を呼んだんでしょ!?あんたがそんなんじゃわたし来た意味ないじゃない!ほら、この帽子と、ネックレスも!ほーらかわいい!」

「っちょ、そんな次から次に高い買い物できないって……」

「え?そんなんわたしが出すよ~一昨日バイト代入ったばっかりなんだよね~。あっほら!このピンクのフリルもかわいいじゃん!着てみなって!」

「いやそんな、悪いよ……自分が呼んだんだし、自分で出すから……あとピンクはあんまり好きじゃなくて……」

「えー?じゃあこっちの茶色は?チョコレートみたいでかわいい!」

「えぇ……」


.


「はー買った買った!見て、わたしの財布もう6000円しかない」

「だから半分でも出すよっていったのに……あやめのバカ」

「今からどうするー?タピオカ飲むでしょー、サンリオ行くでしょー」

「あ、自分ち今日親いないよ」

「おっ、じゃあ悠の家でピザでも食べよう!えーとまずはタピオカ屋さんタピオカ屋さん……」


ぽつん。


「……え?」

「なんか来たよね……え、今日降るって言ってた……?」

「言ってない言ってない!めざましテレビ見てきたもん、一日快晴ですって言ってた」


ぽっ……ぽつぽつぽつ……ぽつん

ぽつん……ぽつん……ぽつぽつぽつぽつ

ザァァァァァァァァァ……


「きゃああああああ、今日白シャツなのに!もうちょっとやめてよ……!」

「自分もタンクトップ着てないよ……ちょ、早く屋根の下!」

「早くタピオカ屋さん行こ!あそこ室内だから!」

「うん!」

通りを信号無視で何本か駆け抜け、大通りを直進。駅の入り口付近で曲がって、2つめの四つ角に彼女たちがよく通うタピオカ屋がある。

頭身差で一足先に店舗へたどり着いたあやめが悲壮な声を漏らして、悠も店舗にかかった看板をよく見る。

「店主インフルエンザのため臨時休業……!そんなぁ~……」

「ツイてないね……この辺喫茶店とかいっぱいあるし、他探そ?」

「えーやだ!わたしここのタピオカが飲みたかったんだもん!……あ、てか買ったばっかの服……びちゃびちゃになっちゃったね……ごめんね……」

「なんで謝ることがあるの!あやめこそ……なんか羽織るもの、買った方がいいよ」

悠はあやめの白いブラウスから透ける紫色の下着に視線を縫い付けられたままアドバイスした。

あやめ、結構胸おっきいんだな……
どうしよう、触りたい。女の子同士なのにこんなのっておかしいよね……いや、別にあやめに恋してるとかじゃなくて自分が胸小さいから大きい胸の人触ってみたいなってだけで……ああ、どうしようさすがにいきなり手出したら怒られるよね……絶交されちゃうかも……でも我慢できない、できない、、


「……え、……やだ!えっどうしよう……!」

「ひとまず隠れて乾かせるの待てる場所……そこのカラオケとか行く?ほら、恥ずかしいかもだけど自分の脱いだジャージ着て待合でまってて、受付してくる」

「うん……ごめんね……」


後ろから見る悠の濡れ髪。
サラッサラのセミロングが雨に打たれてくっついて束になってる。かわいい。
わたしももともとロングだったけど、悠に憧れてセミロングにした。似合わなさすぎてすぐボブまで切って金髪にしちゃったけど。
悠の色白の肌によく似合っていて、傷みのない艶々の黒髪が羨ましかった。
部屋に入ったらあの髪撫でさせてもらうんだ。なんかご利益がある気がする。


「あやめ?行くよー」

「あっ、はーい!」



ドキン……ドキン……

二人の鼓動が加速する。
二人とも互いの身体を求めて耐えきれなくなっていた。

部屋を開ける。荷物を置いて、向かい合って座る。

リモコンを取るでもなくドリンクバーのカウンターに向かうでもなく、二人声を揃えて口を開いた。

「「ねぇ……」」

「……んっ?いいよ!先なんか言って?」(髪触らせてなんて変態みたいなことやっぱり言えない~!!)

「いやいやいいから!先にどうぞ?」(いまなに言おうとした!?胸触らせてって言おうとした!?なに考えてんの自分!!)

「わ、わたしの言いたいことなんてしょうもないことだし!先いいよ!」

「自分の方がくだらないことだから!大丈夫!!」

「じゃあ……同時に言う?」

「……うん……」

「せーの」

「「ドリンクバー全種類混ぜよう」」



.




「……ぷ、ふははははっ」

「溜めといて言うことそれかよ!!マジ笑っちゃう」

「いいよ、いこいこ!今日は高音域厨テストクリアする!」

「目指せ90点!」

「いやいや100点でしょ~!」


結局3時間、音楽は途切れることなく流れ続け、あやめは店内スコアランキング特典のうまい棒を貰って帰った。